褒めて伸ばすの落とし穴
- 聖美 嵯峨
- 4月19日
- 読了時間: 3分
横浜からこんにちは!
「褒めて伸ばす」
現代の教育で良しとされているこの‘褒め’について綴っていこうと思います.
先日、東京大学教授の記事を読み、やはりそうだよなと納得したんです.
それは、以下の‘褒め’で育たない力があるということ.
①上手だね、すごいねと能力を褒める
②利己的な理由で褒める
③たいしたこないのに褒める
こういった褒めは、伸びるどころか
困難に直面した際、心がポキっと折れてしまう状態を生み出すと
ある心理学の研究ではこんな結果が出ています.
子どもにあるパズルの問題を解かせ、一方のチームには「凄いね〜!頭が良いね!」と’能力’を褒める.
もう一方のチームには「よくがんばって解いたね!」と’努力’を褒める.
次に問題を2種類用意し、一つは難関なパズル.もう一つは1問目と変わらないレベルのパズル.
どちらかを選択をさせると、能力を褒められたチームの約7割が1問目と変わらないレベルの問題を選択し、努力を褒められたチームの約9割が難関な問題を選択したという結果に.
この実験により、研究では、努力を褒められた者は「自分のがんばりや取り組みに対し期待されている」と感じ、能力を褒められた方はそのまま「自分の能力を期待されている」と感じる.
そのため、その期待に応えられる選択をする.
と結論づけています.
物凄く簡単にまとめるとですが.
病む、心が折れるといった言葉は最近になって出てきた言葉で、これは困難な状況に直面した時に「自分の能力では乗り越えられなさそうだ」と感じることが一因でもあるようです.
要は、しなやかな弾力性のある強さが育っていない状態.
難しい、できない、失敗した、全く思い通りにいかない
困難な状況に直面した時、よしっ今ががんばり時だ!!と前向きに進むのか
自分と他者を比べて、自分なんて…と挫けて進まないのか
やっぱり前向きに、来たぞ来たぞ困難が!!成長のチャンスだ!!
と進める人でありたいと私は思います.
因みに私の母は、とことん能力を褒める人でした笑
いつも特別な何かであろうとする感じは私の中にもありました.
でも、それも悪くはなかったなと思っているので、一概に能力を褒めることがダメではないんです.
極端に捉えず、何事もバランスです.
いろいろな視点を持って日々、レッスンしていきたいなと思います.
それでは、スタジオでお待ちしております♪
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